確定拠出年金を退職後に放置すると危険!デメリットや対応方法を解説




こんにちは、確定拠出年金で100万円運用しているシータ@reuse_theta)です。

サブレくん
はぁ、会社辞めて確定拠出年金の手続き忘れてたんだけど、このまま放置するとどうなるぽっぽ?
シータ
それはまずいよ、サブレくん

会社退職後はいろいろ手続きがある人も多いと思うので、確定拠出年金の手続きを忘れて放置してしまう人も多いのではと思います。

イデコ公式サイトによると、2018年は毎月1万人の自動移管者が出ていて、累計では2018年6月時点で760,951人にも登ります。

自動移管者推移

参考:業務状況|ライブラリ|イデコ公式サイト|老後のためにいまできること、iDeCo|国民年金基金連合会

そこでこの記事では、退職後に確定拠出年金を放置してしまった人向けに、自動移管とはどういう状態なのか、デメリットは何なのか、どうするのが1番お得なのかといったことをを徹底解説します。

この記事から得られるもの
  • 自動移管のデメリットが分かる
  • 自動移管になってしまったらどうすればいいのか分かる
  • iDeCoでどの証券会社でどの商品を買っておくといいのかが分かる

早速みていきましょう!

本当にiDeCoを始めるべきか?、運用商品の選び方、失敗しない受け取り方など、確定拠出年金の網羅的な情報は↓にまとめているのでぜひご覧ください。




退職後、6ヶ月放置すると自動移管になる

6ヶ月放置すると自動移管

会社を退職した後に、確定拠出年金の移管手続きをせずに6ヶ月間放置すると「自動移管」というものが行われます。

自動移管になると会社の確定拠出年金で運用されていた投資商品は全て売却して現金化され「国民年金基金連合会」にお金が移されます。

そして、非情にも自動移管されると手数料がとられてしまいます。

自動移管になると発生する手数料
  • 特定運営管理機関手数料:3240円
  • 国民年金基金連合会手数料:1029円
  • 毎月の管理手数料:51円/月

さらに新たにidecoや会社の確定拠出年金に加入する時に以下の手数料がかかります。

自動移管後、再加入時の手数料
  • 特定運営管理機関手数料:1080円

参考:確定拠出年金の自動移換|確定拠出年金のJIS&T

サブレくん
ふんだりけったりぽっぽ
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放置したときの4つのデメリット

放置した時の4つのデメリット

自動移管されて「idecoに加入したりするのも面倒だな」「このまま放置でも別にいいんじゃないか」と思う方もいるかもしれませんが、放置し続けるのはもっと危険です。

自動移管の状態を続けることのデメリットは以下の4つです。

自動移管のデメリット
  • 資産の運用がされず、お金が増えない
  • 手数料は毎月固定でかかるので、資産が減っていく
  • 自動移管中は加入者期間と見なされないので、老後の受け取りが遅くなる
  • 同じく退職所得控除が減るため、受け取り時の税金が増える
シータ
1つずつみていくよ

資産の運用がされず、お金が増えない

自動移管された状態だとただ「現金化」されて置かれていることになり、資産運用がされません。

もともと会社の確定拠出年金では投資信託や定期預金、保険などの運用商品を選んでいたと思いますが、これらの商品は自動移管時に売却され、現金化されて「国民年金基金連合会」に保管されています。

銀行の預金とも異なるため、利息さえつきません。

シータ
ただお金を放置したことになっちゃうから機会損失が大きいよ
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手数料は毎月固定でかかるので、資産が減っていく

自動移管された状態でも毎月51円の手数料がかかります。

1年で612円、5年で3,060円と勝手にお金が取られていきます。

何の価値もないものにお金を払い続けるのは非常にもったいないので、早い段階で自動移管状態を止めましょう。

サブレくん
もったいないぽっぽ、今すぐ止めないと

自動移管中は加入者期間と見なされないので、老後の受け取りが遅くなる

自動移管中は、確定拠出年金の加入者期間にカウントされません。

あまり知られていませんが、確定拠出年金は加入期間に応じて受け取りができる年齢が変わります。

通算加入者等期間請求可能年齢
10年以上60歳から
8年以上61歳から
6年以上62歳から
4年以上63歳から
2年以上64歳から
1ヶ月以上65歳から

参考:給付金をお受け取りになる方 | 日本インベスター・ソリューション・アンド・テクノロジー株式会社

なので、自動移管状態を放置し続けると60歳からもらおうと思っていたのにもらえなかった、なんてことも起こり得ます。注意しましょう。

サブレくん
受け取りたいときに受け取れないのはつらいぽっぽ
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同じく退職所得控除が減るため、受け取り時の税金が増える

確定拠出年金の加入者期間にカウントされないと、確定拠出年金の受け取り時に税金が増えてしまいます。

確定拠出年金を一括受け取りすると、税制上は退職金と同じように扱われ、退職所得控除がもらえます。

この「退職所得控除」が圧倒的にお得なのですが、所得控除は以下のルールで決まります。

退職金の所得控除
  • 拠出期間が20年間まで:
    加入年数 x 40万円
  • 拠出期間が20年を超えたら:
    800万円 + 加入年数 x70万円

例えば、20年であれば800万円が非課税に、30年であれば1500万円が非課税になります。

自動移管中は加入年数にカウントされないので、1年放置すると40万円の所得控除が消えてしまいます。

シータ
いいことが何もないね

放置しちゃったらどうすればいい?3つの対応方法

放置後の対応方法

ここまでみてきたように、自動移管はデメリットしかありません。

なので、会社を退職後は6ヶ月以内に自分で移管手続きをしましょう。

放置してしまった人も退職後6ヶ月以内の人も、取れる対応の選択肢は以下の3つになります。

3つの対策
  • 脱退手続きをする(厳しい条件を満たせる場合)
  • 企業型確定拠出年金に加入する(勤務先にある場合)
  • 個人型確定拠出年金(iDeCo)に加入する

1つずつ見ていきます。

脱退手続きをする(厳しい条件を満たせる場合)

「確定拠出年金はよくわからないからもうやめたいんだけど!」という人も中にはいるかもしれません。

確定拠出年金は老後の年金づくりの位置付けなので、原則的には途中解約はできませんが、厳しい条件に当てはまれば「脱退一時金」を受け取ることも可能です。

脱退一時金を受け取る正確な条件は、とにかくごちゃごちゃと複雑な条件が書かれているのではじめて見る人は悶絶して発狂すると思います。

公式のiDeCoポータルが質問に答えるだけで自動判定してくれるページを公開しているので、こちらから試してみるのが1番早いです。
参考:脱退一時金の請求(自営業・主婦・60歳以上)|確定拠出年金のJIS&T

以下のいずれかに当てはまる方は、ワンチャンあるかもしれません。

脱退一時金もらえるかもな人
  • 国民年金の第1号被保険者のうち、国民年金保険料の全額免除または一部免除、もしくは納付猶予を受けている方
  • 資産額が15,000円以下であること

繰り返しになりますが、原則的には脱退できないものなので、条件を満たせる方は本当に極々一部の方だと思います。

脱退ができなかった場合、次の可能性もおさえておきましょう。

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企業型確定拠出年金に加入する(勤務先にある場合)

退職後に転職をしている、あるはこれからする予定の人は、まず勤務先で企業型の確定拠出年金を導入しているか、確認してみましょう。

確定拠出年金導入済みであれば、会社の確定拠出年金に加入すればOKです。これまでと同じように資産の運用ができます。

大手の企業なら導入している可能性が高いですが、中小企業だとまだまだ導入しているところは少ないかもしれません。

そんな人は次の個人型があります。

個人型確定拠出年金(iDeCo)に加入する

会社を退職してフリーランス・個人事業主になる人、新しい勤務先に確定拠出年金がない人は、個人型の確定拠出年金に加入しましょう。

個人型確定拠出年金に入るべき人
  • 新しい勤務先に確定拠出年金がない人
  • フリーランス・個人事業主になる人
  • 専業主婦(夫)になる人
  • 無職になる人

確定拠出年金は加入すると毎月5,000円を拠出する必要がありますが、収入がない専業主婦や無職の方の中では厳しい人もいるかもしれません。

その時は「加入者(拠出する)」ではなく「運用指示者(拠出しない」としてiDeCoに入れば毎月の拠出をしなくても済むのでおすすめです。

収入がちゃんとあって毎月5000円を積み立てる余力がある場合は、拠出時の節税効果が馬鹿にならないぐらい大きいので、ちゃんと拠出するようにしましょう。

iDeCoはどこの金融機関が良いのか迷っている方には運営コストが最安の「マネックス証券」楽天ポイントで投資ができる「楽天証券」のiDeCoをおすすめします。

より詳しい金融機関の比較は「iDeCo(イデコ)の比較!手数料・商品からおすすめ金融機関を紹介!」にまとめているのでぜひご覧ください。

CHECK! iDeCo(イデコ)の比較!手数料・商品からおすすめ金融機関を紹介!

【2019年6月版】iDeCo(イデコ)の比較!手数料・商品からおすすめ金融機関を紹介!

2019年6月2日
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退職後、放置してしまった人向けにiDeCoおすすめ商品を2つ紹介

多くの方にとって、退職後はiDeCoに加入するのがベストな対策になります。

ですが、iDeCo加入後にまた定期預金で運用するのはとてももったいないです。

ここでは退職後、放置してしまった人でもほったらかしで資産形成ができるおすすめ商品を紹介します。

定期預金代わりのおすすめ商品
  • マネックス証券:eMAXIS Slim先進国株式
  • 楽天証券:楽天VT
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マネックス証券:eMAXIS Slim先進国株式

eMAXIS Slim先進国株式

マネックス証券からは「eMAXIS Slim先進国株式」をおすすめします。

項目内容
名称eMAXIS Slim
先進国株式
インデックス
対象
インデックス
MSCIコクサイ
インデックス
(円換算ベース)
購入時手数料なし
信託財産
留保額
なし
信託報酬0.11772%
実質コスト0.19729%
純資産総額269.49億円
(2018年12月7日)

「eMAXIS Slim先進国株式」は、先進国株式の国々へ投資できる投資信託で、同じ先進国へ投資するファンドの中では信託報酬と呼ばれる運用手数料が最安(0.11772%)になっています。

他社からもっと安いファンドが出たら、負けじと値下げしてくれる良心ファンドです。

これのためだけでも、マネックス証券でiDeCo口座を開設する価値がある代物です。

そもそも今の日本で買うべきお得な投資信託にどんなものがあるのかを知りたい方は「【2018年8月版】先進国株式・新興国株式・国内株式でおすすめのインデックスファンド」で詳細を開設しているのでご覧ください。

CHECK! 【2018年8月版】先進国株式・新興国株式・国内株式でおすすめのインデックスファンド

【2019年6月版】投資信託でおすすめのインデックスファンド【先進国株式・新興国株式・国内株式・全世界株式】

2019年6月1日

楽天証券:楽天・全世界株式インデックスファンド

楽天バンガード

楽天証券からは、「楽天・全世界株式インデックスファンド」をおすすめします。

基本情報はこちらです。

項目内容
対象
インデックス
FTSE
グローバル・
オールキャップ・
インデックス
購入時手数料なし
信託財産
留保額
なし
信託報酬0.2296%
実質コスト0.502%
純資産総額158.13億円
(2018年12月14日)

これ1本で全世界に丸ごと投資できる素晴らしい商品です。日本もアメリカも中国も、これからどんどん伸びてくるインドなどの新興国も全てがこの1本の投資対象に含まれています。

完全放置で世界経済の成長の恩恵を受けれるので、定期預金代わりにほったらかしにするにはうってつけです。

信託報酬も0.2296%でそれほど高くない。

楽天証券のiDeCo商品をもっと知りたい方は「楽天証券のiDeCo商品の選び方・おすすめを紹介!」で詳細をまとめているのでぜひご覧ください。

CHECK! 楽天証券のiDeCo商品の選び方・おすすめを紹介!

楽天証券のiDeCo商品の選び方・おすすめを紹介!

2018年8月26日

まとめ:iDeCoはマネックス証券(中級者向け)かSBI証券(初心者向け)で始めよう

退職後、確定拠出年金の手続きを放置してしまったときの対応方法をまとめました。

6ヶ月放置すると行われる「自動移管」はデメリットしかないので、いますぐ自動移管状態を解消しましょう。

これからiDeCo口座を作る方は、業界最安水準の投資信託「eMAXIS Slimシリーズ」が買えるマネックス証券SBI証券「セレクトプラン」で始めるのがおすすめです。

iDeCoのおすすめ証券会社

  • マネックス証券 iDeCo:低コストかつ商品拡張性に優れる。長期運用にピッタリ
  • SBI証券:初心者向けのiDeCoに最適。iDeCo以外も万能。全てが合格点

2018年5月からiDeCoの取り扱い商品上限数に35個の上限が設定されましたが、マネックス証券は将来低コストな商品が登場してもiDeCoラインナップへの拡充が期待できます。

僕も今の会社を退職したら、iDeCoはマネックス証券に移管するつもりです。

iDeCoで長期に渡り低コストな運用を続けたい方は、マネックス証券で始めましょう。

CHECK! マネックス証券 iDeCo

また、初心者の方はSBI証券がおすすめです。iDeCo以外の「つみたてNISA」「米国株」など全てにおいて平均点を超えていて優秀です。

「証券会社を切り替えて使うのが面倒。できるだけほったらかしがいい」と感じる方はSBI証券で始めましょう。(うちの妻もSBI証券を利用してます)

CHECK! SBI証券

その他の証券会社との比較はこちらの記事をご覧ください。

↓iDeCoでおすすめ証券会社↓

マネックス証券
SBI証券
楽天証券




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