確定拠出年金(iDeCo)「元本保証」の5つのデメリットとおすすめ商品を紹介




こんにちは、確定拠出年金はリスク資産に全振りのシータ@reuse_theta)です。

サブレくん
確定拠出年金はよくわからないからとりあえず元本保証で運用しておくのが安全ぽっぽ
シータ
そうとは限らないよサブレくん。20年後1番損をしているのは元本保証かも
サブレくん
ええええええええええ!!!

2016年の企業年金連合会の調査によると、確定拠出年金の中で実に55%も元本確保型が買われています。

確定拠出年金の元本保証割合
参考:確定拠出年金に関する実態調査|統計資料|企業年金連合会

「投資はこわい」「元本保証が安心」という気持ちはよくわかりますが、実はこれからの時代は元本保証が最もリスクが高い可能性があります。

この記事では元本保証商品のデメリットと変わりに買うべきおすすめ商品をご紹介します。

この記事で得られるもの
  • 元本保証の5つのデメリットが分かる
  • 元本保証商品を保有しているあなたが変わりに買うべき商品が分かる

それでは早速みていきましょう!

本当にiDeCoを始めるべきか?、運用商品の選び方、失敗しない受け取り方など、確定拠出年金の網羅的な情報は↓にまとめているのでぜひご覧ください。




日本経済は厳しい状況になる

人口減少について生々しい未来を予言してくれている「未来の年表」を以前読んだのですが、消費を支えている労働人口が劇的に減少して行くので、日本がこれから経済成長を続けるのは相当難しそうです。

日本のこれからの経済成長が厳しい理由
  1. 人口減少、少子高齢化による生産年齢人口の減少
  2. 高齢化進行による社会保険料負担の増加
  3. 国の税収減少による個人へのさらなる増税

人口減少、少子高齢化による生産年齢人口の減少

人口減少
参考:日本の将来推計人口(平成29年推計)報告書

まず日本の総人口について。2015年の国勢調査で初めての人口減少が確認されました。

推計値によると2010年がピークで2011年から減少は始まっていた様子です。

将来人口の見通し
  • 2015年:1億2700万人
  • 2040年:1億1092万人
  • 2053年:9924万人
  • 2065年:8800万人

2053年に1億人を切り、2065年には8800万人に減少します。

今の時点では、日本の人口が増える未来はありません。

少子高齢化による生産年齢人口の減少
参考:日本の将来推計人口(平成29年推計)報告書

人口を3つの分類に分けたときの推移です。

人口の分類
  • 年少人口:0〜14歳
  • 生産年齢人口:15〜64歳
  • 老年人口:65歳以上

経済発展のために最も重要なのは、15〜64歳の生産年齢人口です。

付加価値生み出す労働力としての役割だけでなく、稼いだお金を積極的に消費し経済を循環させる大事な役割も担っています。

生産年齢人口は、戦後一貫して増え続けてきましたが、今後は以下の推移で減少して行きます。

生産年齢人口(15〜64歳)の推移
  • 1995年:8726万人
  • 2015年:7728万人
  • 2029年:7000万人
  • 2040年:6000万人
  • 2056年:5000万人
  • 2065年:4529万人

モノを作る人も、それを消費する人も同時に減っていき、それが止まることはありません。

経済成長=労働人口xテクノロジーなので、労働人口の減少を上回るテクノロジーの進歩がなければ、今後経済成長は相当厳しそうです。

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高齢化進行による社会保険料負担の増加

社会保険料の増大
参考:平成30年5月21日に行われた「2040年を見据えた社会保障の将来見通し(議論の素材)」等について

団塊ジュニア(1971年〜1974年生まれ)の人たちが65歳以上になる2040年が老年人口(65歳以上)が最大になる年です。

2040年に向けて社会保険料は増大します。

社会保証給付費の見通し
  • 2018年:121兆円
  • 2025年:140兆円
  • 2040年:190兆円

社会保険料はこれまでも年々引き上げられています。

労働人口が減り続ける中、高齢者は2040年まで増え続けるため、加速度的に僕らの社会保険料負担は上がっていくと思います。

政府の出した推計値は、GDPや賃金上昇率が過去の実績よりもポジティブに見積もられているため、現実はこの推計値よりもさらに厳しい状況になりそうです。

税収減による増税

増税

また社会保険料が増えると、僕らの所得控除も増えるため、税収は相対的に減ります。

さらに労働人口が減れば消費が冷え込むため、さらに税収は減ります。

不足する税収を賄うための増税が行われます。

おさらいをすると

日本のこれからの経済成長が厳しい理由
  1. 人口減少、少子高齢化による生産年齢人口の減少
  2. 高齢化進行による社会保険料負担の増加
  3. 国の税収減少による個人へのさらなる増税

これらの三重苦により、日本が今後経済成長を続けるのはとても厳しくなることが予想されます。

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元本保証のデメリット

「日本が今後経済成長を続けるのが難しい」という前提で考えていきます。

確定拠出年金で元本保証商品を選ぶデメリットは5つあります。

元本保証の5つのデメリット
  1. 円安に弱い
  2. インフレに弱い
  3. 資産が全く増えない
  4. 運用益非課税のメリットが死ぬ
  5. 運用会社が破綻した場合、全額返ってこないことがある
サブレくん
こんなにあるぽっぽ?ドキドキしてきたぽっぽ
シータ
1つずつ見ていこう
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円安に弱い

円安に弱い
サブレくん
円安?どういうことだぽっぽ?
シータ
今は1ドル=110円だけど、これが1ドル=150円のように、1ドルに必要な日本円が増えてしまうことだよ

円安は、日本円の価値が他の通貨に対して下がることです。

円安になると、1ドル=110円から1ドル=150円のように、1ドル交換するのに必要な日本円が増えてしまいます。

日本経済が縮小し、世界に与える影響が小さくなっていった時、日本円がどれだけ価値を維持できているかは誰にもわかりません。

もし、20年後に1ドル=150円になっていたら、単純にアメリカでの買い物は1.5倍の日本円がかかることになります。

日本円だけで国内で生活をしていると気がつきませんが、世界的に見れば資産の価値が減ってしまうということです。

おちおち海外旅行も出来なくなってしまうかもしれません。

確定拠出年金で定期預金で運用していると、こうなってしまう可能性が十分にあります。

インフレに弱い

インフレに弱い
サブレくん
インフレ?どういうことだぽっぽ?
シータ
インフレは物価が上がることだよ。

インフレ=物価が上がると、ものを買うために多くのお金が必要になります。

もし、毎年2%物価が上昇していくとすると、20年後には物価は1.5倍になります。

500円のランチは750円に値上がりし、1000円の晩御飯は1500円に値上がりします。

サブレくん
そんなに上がるぽっぽ?!
シータ
2%は例えばだけど、インフレするっていうのはこういうことだよ

確定拠出年金の「定期預金」で運用すると、ずっと日本円のままで保有するからインフレすると、この影響を直接受けてしまいます。

なので、確定拠出年金に限らず、日常使う生活費以外は、日本円ではなくインフレに強い株や投資信託などの資産で保有しておくことがインフレ対策としては大切になります。

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資産が全く増えない

資産が全く増えない
サブレくん
資産が増えないのはかなしいぽっぽね
シータ
そうだね

元本保証は、その名の通り元本が保証される=積み立てたお金が減らない、ことが最大の売りですが、その代わりに資産が全く増えません。金利0.01%です。

サブレくん
100万円預けると、1年で100円ぽっぽね

他の投資信託は、もちろん一時的にマイナスになることもありますが、1年間での期待リターンは3%は超えてきます。

シータ
100万円買うと、1年で3万円だね

一時的にマイナスなったところで、確定拠出年金は60歳まで下ろせないので害はありません。

そのまま60歳まで寝かせておくだけで、年利3%のリターンが得られるので、このリターンを捨てて、定期預金を選んでしまうデメリットは大きいです。

運用益非課税のメリットが死ぬ

運用益非課税のメリットが死ぬ

さらに、定期預金では資産が増えないので、確定拠出年金の売りである「運用益が非課税」のメリットを捨てることになります。

国が用意した税制優遇は隅々まで活用しきるのが、お得に生活するポイントです。

この権利をみすみす放棄するのは、もったいないことです。

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運用会社が破綻した場合、定期預金は1000万まで、保険は90%までしか保全されない

さらに、運用会社が破綻した場合、定期預金だと1000万円までしかお金が保全されないので要注意です。

保険商品の場合は、90%までです。

一方、投資信託であれば運用と保全は分離されているので、全額が保全されます。

投資信託は全てのデメリットを全て解消できる

ここまであげてきたデメリットは全て「海外投資信託」を購入すれば解決できます。

投資信託は元本保証のデメリットを打ち消す
  • 円安に弱い:

    →海外投資信託は為替の影響を受けるので、円安になると利益が増える

  • インフレに弱い:
    →インフレすると企業の売上が増えて株価が上がる
    →株価が上がると投資信託の価格も上がる
  • 資産が全く増えない:
    →全世界への国際分散投資でも3%以上のリターンが期待できる
  • 運用益非課税のメリットが無駄:
    →年利3%リターンにかかる税金を全て非課税にできる
  • 運用会社が破綻した場合、全額返ってこないことがある:
    →投資信託は運用と保全が分離されているので、高額でも全額保全される

これだけを見ると最高かよ!って思えるけど、もちろん投資信託にもデメリットはあるからそこもおさえておきましょう。

投資信託のデメリット
  • 円高になるとマイナスが増える
  • 価格が値下がりするリスクがある
  • カントリーリスク(海外で戦争が始まったりすると)で株価に悪影響が出ることがある

とはいえ、投資信託のデメリットは全て長期投資をすれば解消できる問題なので、60歳まで引き出せない確定拠出年金の環境下では、あまり気にしなくてもだいじょうぶです。

つまり、確定拠出年金では絶対に「海外投資信託を買うべき」と僕は心を込めて伝えたいです。

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定期預金で積み立てていた人向けのiDeCoおすすめ商品

定期預金で積み立てていた人向けとしては、完全放置で運用できるものがふさわしいと思うので以下の2つをピックアップしました。

定期預金がわりのおすすめ商品
  • マネックス証券:eMAXIS Slim先進国株式
  • 楽天証券:楽天VT

マネックス証券:eMAXIS Slim先進国株式

eMAXIS Slim先進国株式

マネックス証券からは「eMAXIS Slim先進国株式」をおすすめします。

項目内容
名称eMAXIS Slim
先進国株式
インデックス
対象
インデックス
MSCIコクサイ
インデックス
(円換算ベース)
購入時手数料なし
信託財産
留保額
なし
信託報酬0.11772%
実質コスト0.19729%
純資産総額269.49億円
(2018年12月7日)

「eMAXIS Slim先進国株式」は、先進国株式の国々へ投資できる投資信託で、同じ先進国へ投資するファンドの中では信託報酬と呼ばれる運用手数料が最安(0.11772%)になっています。

他社からもっと安いファンドが出たら、負けじと値下げしてくれる良心ファンドです。

これのためだけでも、マネックス証券でiDeCo口座を開設する価値がある代物です。

楽天証券:楽天・全世界株式インデックスファンド

楽天バンガード

楽天証券からは、「楽天・全世界株式インデックスファンド」をおすすめします。

基本情報はこちらです。

項目内容
対象
インデックス
FTSE
グローバル・
オールキャップ・
インデックス
購入時手数料なし
信託財産
留保額
なし
信託報酬0.2296%
実質コスト0.502%
純資産総額158.13億円
(2018年12月14日)

これ1本で全世界に丸ごと投資できる素晴らしい商品です。日本もアメリカも中国も、これからどんどん伸びてくるインドなどの新興国も全てがこの1本の投資対象に含まれています。

完全放置で世界経済の成長の恩恵を受けれるので、定期預金代わりにほったらかしにするにはうってつけです。

信託報酬も0.2296%でそれほど高くない。

楽天証券のiDeCo商品については、こちらの記事も参考にしてみてください。

CHECK! 楽天証券のiDeCo商品の選び方・おすすめを紹介!

まとめ:iDeCoはマネックス証券(中級者向け)かSBI証券(初心者向け)で始めよう

「元本割れ」はこわいものではありますが、世界経済への長期投資をすれば人口増加が続く2100年までは経済成長の恩恵を受けられる可能性が高いです。

確定拠出年金は60歳まで引き出しができない代物です。

短期的に値下がりしたところで実害はないわけですから、長期の国際分散投資で腰を据えて取り掛かることをおすすめします。

これからiDeCo口座を作る方は、業界最安水準の投資信託「eMAXIS Slimシリーズ」が買えるマネックス証券SBI証券「セレクトプラン」で始めるのがおすすめです。

iDeCoのおすすめ証券会社

  • マネックス証券 iDeCo:低コストかつ商品拡張性に優れる。長期運用にピッタリ
  • SBI証券:初心者向けのiDeCoに最適。iDeCo以外も万能。全てが合格点

2018年5月からiDeCoの取り扱い商品上限数に35個の上限が設定されましたが、マネックス証券は将来低コストな商品が登場してもiDeCoラインナップへの拡充が期待できます。

僕も今の会社を退職したら、iDeCoはマネックス証券に移管するつもりです。

iDeCoで長期に渡り低コストな運用を続けたい方は、マネックス証券で始めましょう。

CHECK! マネックス証券 iDeCo

また、初心者の方はSBI証券がおすすめです。iDeCo以外の「つみたてNISA」「米国株」など全てにおいて平均点を超えていて優秀です。

「証券会社を切り替えて使うのが面倒。できるだけほったらかしがいい」と感じる方はSBI証券で始めましょう。(うちの妻もSBI証券を利用してます)

CHECK! SBI証券

その他の証券会社との比較はこちらの記事をご覧ください。

↓iDeCoでおすすめ証券会社↓

マネックス証券
SBI証券
楽天証券




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