投資信託のリスクとリターンとは?計算方法と考え方を解説




こんにちは、シータ(@reuse_theta)です。

サブレくん
リスクとリターンってどういう意味だぽっぽ?
シータ
リターンは儲けの平均値、リスクは儲けのバラツキのことだよ

この説明だけでピンと来る人は少ないと思います。

この記事では、投資信託のリスクとリターンを初めて知る人向けに、具体例を交えながらリスクとリターンの意味、使い方、計算方法を徹底解説します。

この記事で得られるもの
  • リスクとリターンの意味が分かる
  • 投資信託のリスクとリターンを見て、今後の値動きがイメージできるようになる
  • 過去の値動きからリスクとリターンを自分で計算できるようになる

それでは早速見ていきましょう!




リスクとリターンとは

リスクとリターンは、それぞれ「バラツキ」「平均値(期待値)」のことです。

リスクとリターン
  • リターン:過去の実績から計算した儲けの平均値(期待値)
  • リスク:過去の実績から計算した儲けのバラツキ
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リターンとは儲けの平均値(期待値)のこと

シータ
「リターン」は、儲けの平均値のことだよ。

過去の推移では、平均するとこのぐらい儲かったよ、っていうのを表す数字だね

サブレくん
平均ぽっぽね

例えば、投資をして100万円のお金が1年後に120万円になったとします。この場合はリターン=20%です。

逆に、100万円が1年で80万円に減ってしまった場合、リターンは-20%になります。

シータ
年利7%で増えた場合の推移を見てみよう
安定した年利7%のリターン
シータ
これは毎年、安定して年利7%のリターンで増えたときだよ
サブレくん
綺麗に右肩上がりぽっぽ。こんな風に増えてくれたら安心ぽっぽね
シータ
もう一つ、次も同じく年利7%のリターンだよ
不安定な年利7%リターン
サブレくん
え?これもさっきと同じリターンぽっぽ?
シータ
そうなんだ。最初と最後の価格が同じだと、リターンは同じ値になるんだよ。

でもこの2つなら最初の安定して増える方がいいよね。

サブレくん
当たり前ぽっぽ
シータ
この2つの違いを説明できるのが「リスク」なんだ

リスクとは儲けのバラツキのこと

シータ
「リスク」っていうのは、儲けのバラツキのことだよ

リスクは一般的には「危険度」のような意味合いで使われますが、投資の世界ではバラツキ、あるいは振れ幅の意味で使われます。

「リスクが大きい」という言葉の意味は危険度が大きい、という意味ではありません。

シータ
さっきのグラフでリスクを見てみよう
安定した年利7%のリターン
サブレくん
安定して毎年リターン7%で増えた推移ぽっぽね
シータ
この場合、リスクは0%だよ
サブレくん
リスク0?!全然危険じゃないってこと?!
シータ
違う違う。危険度のことじゃないよ。

毎年バラツキがなく、安定して同じ結果が見込める場合はリスクは0%になるんだ

サブレくん
さっきのガタガタしたグラフの場合はリスクはどうなるぽっぽ?
シータ
このグラフだね
不安定な年利7%リターン
シータ
この場合、リスクは20%だよ。
サブレくん
20%?大きいのか小さいのかピンと来ないぽっぽ
シータ
そうだね。リスクは大きいほど、価格が不安定で大暴れするってことをまずは覚えておこう
サブレくん
わかったぽっぽ
シータ
そしたら、次は「20%」っていう数字をどう考えればいいかを教えるよ!
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リスクとリターンの考え方

シータ
さっきのリスク「18%」っていう数字は、別の名を「標準偏差」というやつで、統計的にデータを扱うときに便利な数字なんだ
標準偏差

引用元:投資信託のリスクは標準偏差でわかる! [投資信託] All About

シータ
さっきの年間平均7%のグラフで考えてみるよ
不安定な年利7%リターン
シータ
平均すると7%のリターンなんだけど、1年ごとにみるとバラツキがあるね

リスク(標準偏差)は「20%」だよ。

統計の世界では、期待値を中心にプラスマイナス1標準偏差の範囲に収まる確率は68.3%になることが知られています。

シータ
ちょっと難しい説明でごめんね。

これは、リターン7%、リスク20%の投資信託の場合、「1年後のリターンが-13%〜27%の範囲に収まる確率は68.3%」っていうことなんだよ

サブレくん
ちょっと何を言ってるのかわからないぽっぽ
シータ
つまり、過去の実績から1年ごとのリターンがどの程度の範囲に収まるのかある程度予想できる、ってことなんだよ

リターン7%、リスク20%の投資信託の予測の仕方は次のようになります。

第1予測
  1. リターンにリスクの数字を足す:7%+20%=27%
  2. リターンからリスクの数字を引く:7%-20%=-13%
  3. 1年後のリターンの範囲:-13%〜27%

大体この範囲に収まる(68%の確率でこの範囲に収まる)

大体は↑の範囲で収まりますが、極端に転ぶと次の範囲ぐらいまでバラつくことがあります。

第2予測
  1. リターンにリスクx2の数字を足す:7%+40%=47%
  2. リターンからリスクx2の数字を引く:7%-40%=-33%
  3. 1年後のリターンの範囲:-33%〜47%

極端に転ぶとこうなる(95%の確率でこの範囲に収まる)

サブレくん
わかった・・・!なんとなくわかった気がするぽっぽよ!
シータ
リスクを確認して、買う前にだいたいの値動きをイメージするといいよ

代表的な投資信託のリスクとリターンを見てみる

楽天・全世界株式インデックス・ファンド(楽天VT)

初心者の希望の星、これ1本で全世界に丸ごと投資ができる、我らが「楽天・全世界株式インデックス・ファンド(楽天VT)」のリスクとリターンを見てみます。

楽天VTは「FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス」のインデックスに追従する投資信託なので、「FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス」のリスクとリターンをみてみましょう。

楽天VTのリスクとリターン

参考:『FTSE 全世界指数 (All-World) (円)』 |株価指数

10年間でのリスク・リターン
  • リターン:7.6%
  • リスク:20.2%

ちょうど先ほど見てきた例と同じぐらいのリスク・リターンです。

なので「うまくいけば+27%、悪く転べば-13%の結果になるんだな」と言うことが事前にわかります。

「さらに相場が荒れた場合、47%の価値になることも、-33%の負けになることもありうる」と言うところまで想像することができます。

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eMAXIS Slim先進国株式インデックス

次に、業界最安水準の手数料を目指す「eMAXIS Slim先進国株式インデックス」をみてみましょう。

「eMAXIS Slim先進国株式インデックス」が追従するインデックスは「MSCI コクサイ・インデックス」です。

Msci return

参考:『MSCI コクサイ・インデックス (KOKUSAI) (円)』 |株価指数

10年間でのリスク・リターン
  • リターン:8.3%
  • リスク:20.4%

改めて予測値を計算してみます。

第1予測
  1. リターンにリスクの数字を足す:8.3%+20.4%=28.7%
  2. リターンからリスクの数字を引く:8.3%-20.4%=-12.1%
  3. 1年後のリターンの範囲:-12.1%〜28.7%

大体この範囲に収まる(68%の確率でこの範囲に収まる)

「うまくいけば+28.7%、悪く転べば-12.1%の結果になるんだな」とわかりますね。

第2予測
  1. リターンにリスクx2の数字を足す:8.3%+40.8%=49.1%
  2. リターンからリスクx2の数字を引く:8.3%-40.8%=-32.5%
  3. 1年後のリターンの範囲:-32.5%〜49.1%

極端に転ぶとこうなる(95%の確率でこの範囲に収まる)

「相場が荒れた場合、49%の価値になることも、-32.5%の負けになることもありうる」と言うところまで想像することができますね。

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リスクとリターンの計算方法

最後にマニアックではありますが、データから自分でリスクとリターンを求めたいんだ!という人向けにスプレッドシートで簡単にリスクとリターンを求める方法をご紹介します。

リターンの計算方法

リターンを求めるには価格推移のデータが必要です。以下のようなデータを用意しましょう。

リターンの計算に必要なデータ

リターンを求める数式はこちらです。

=POWER(最終価格/初期価格,1/年数)-1

スプレッドシートでは、次のように数式を入れます。

リターンの計算

初期を100、10年後を最終価格として先ほどの数式に代入すると

=POWER(197/100,1/10)-1

となり、リターンは7%と求まります。

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リスクの計算方法

リスクの計算には、毎年のリターンの値が必要です。

次のようなデータを揃えましょう。

リスクを計算するデータ

リスクを計算する数式は以下になります。

=STDEVP(1年後のリターン:最終年のリターン)

リスクの計算方法

これでリスクは19.78%と計算できます。

こういうのが好きなマニアックな趣味の人は、新興国のリスク・リターンを出して見たり、仮想通貨のリスクやリターンを計算してみると勉強になって面白いかもしれません。

まとめ

リスク・リターンの意味と考え方、計算方法をご紹介しました。

長期投資をする上で役に立つ考え方なので、この機会にぜひ理解を深めて見てください。

将来どんな推移をするのか、イメージができるとこんなはずじゃなかったのに!ということも減ると思います。

投資信託の検討に使えるので、ぜひお役立てください!

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